岐阜放送(ぎふチャン)


岐阜放送(ぎふチャン)とは?

岐阜放送とは、岐阜県を対象地域として放送をしているラジオやテレビの放送局で、独立局になります。岐阜放送の略称は、GBSとなり、「ぎふチャン」という愛称で呼ばれています。

 

岐阜放送(ぎふチャン)は、元々はラジオ岐阜として1962年に設立された会社で、岐阜にある岐阜新聞社の完全子会社として1962年12月24日からラジオ放送を開始しています。日本全国には数多くのラジオ放送局が存在しますが、岐阜放送がラジオ放送を開始したのは全国でも45番目になります。

 

岐阜放送がラジオ放送を開始することになったのは、元々、岐阜でラジオ放送を行っていたラジオ東海が三重県のラジオ局の近畿東海放送と合併を行うことになり、中京圏を中心とするラジオ局になった為に、岐阜県での地域のラジオ局が無くなった事によります。

 

ちなみに、当時からNHK岐阜というラジオ局は存在していましたが、このラジオ局は、実際には名古屋の番組をそのまま配信しているだけなので、実質、このようなラジオ局の合併もあり、岐阜県の地元のラジオ局が存在しなくなってしまいました。

 

この為、岐阜県を主体に活動している報道機関が無くなってしまった為に、もしも、大規模な自然災害が起こった場合などのケースを考えた時に、地元の災害情報などが放送される機関がなくなったという事に不安があるといわれだしました。

 

このような岐阜県の人のもしもの時の災害時の不安に備える意味もあり、岐阜放送がラジオ放送を開始することになりました。

 

この後、岐阜放送(ぎふチャン)は、1968年8月には、テレビ放送事業についてもスタートすることになりました。このテレビ放送を開始する時をけいきに今の名前の岐阜放送という名前になったようです。

 

 

 

 

 

岐阜放送(ぎふチャン)の特徴

岐阜放送ぎふチャン)は、テレビ放送を開始するにあたり、日本で初めてテレビネットワークに属していない独立している「独立民放テレビ局」として誕生した特長があります。

 

また、岐阜放送(ぎふチャン)は、民放のなかで初めて、「親局がUHF帯であるテレビ局」という特徴も持っています。このように、岐阜放送(ぎふチャン)は、民放の中でも始めて行った事がある特徴がある放送局です。

 

独立UHF放送局は岐阜テレビである岐阜放送とKBS京都しかないのですが、KBS京都の場合には、ラジオ局に関しては、NRN系列に属している為、テレビもラジオも両方が独立局であるというのは、岐阜放送(ぎふチャン)のみという全国でも珍しい放送局という特徴を持っています。